いけちゃんとぼくと女の子ものがたり | ジャミラ!  

いけちゃんとぼくと女の子ものがたり



ずっとみたかった奴がようやくお手ごろ価格「準新作100円」で借りられました。

ゴールデンタイムに丁度いい作品なのでオカンとも安心してみられました。

前回ボラットを深夜前にみちゃってなんとも言えない微妙さの漂う空気になっちゃいましたからね。

いけちゃんかわいいなあ。ヨシオは強いぞ。

少年がちょっとずつ大きくなっていく過程って何であんなにも切なくて頼もしくて

ほろ苦くて甘酸っぱいんだ。

少女が大きくなるのとは違うやね。根源的に違うやね。

少年っていうのは性別関係なく誰の心にもあるって誰かが言っていた気がしますが、そういうこと

やんね。自分の中の少年が大人にちょっとずつ近づいていくという。

己の少年時代を思い出しました。ヨシオみたいにかっこよくはなかったけれども

あんなんやった。おれもああやって良いこと悪いこときれいなものきたないもの

痛いこときもちいいこと、少しずつ体験してったんだ。

いけちゃんみたいな心強くて優しい味方妖怪はいなかったけどね。

そんな懐かしさを覚えつつも、同時にこれは短い恋の物語でもあるんだな。

うん、潔く清清しい映画でございました。

原作は西原理恵子さん。最近やたら目にする耳にする名前。



先月みたこの、深津たん主演の女の子ものがたりも西原さんが原作。

この方は少年、少女時代を描かせたらとんでもない威力を放ちますね。

こっちも相当よかったんやもん。

いけちゃんとぼくの少女バージョンと言ってもいいような。

骨組みやテーマは違うけれど。

親友なんて、そう簡単にできるもんじゃないんだよ。

深津たんの美しさがたまりまへんしかもロケ地愛媛。

松山空港映ってはりましたよ・・・あそこわしなんべんもいたことあるよ・・・そこに

深津たん立ってはったよ・・・よよよ・・・

最後もじんとくる仕上がりで、非常に楽しめました。

映画館でみたかったなあ。

こういう何気ない映画を巨大スクリーンで観たいのです。

アクション映画やスペクタクルトラボルタ系は元より興味もないので、こういうのを。

西原(さいばら)さんどうもありがとう。

それにしても近頃秋すぎて切ない。嫌んなりますよ。